ほうれい線の予防・改善は野菜におまかせ!摂るべき栄養は?
☆ほうれい線の原因を解説したうえで野菜が効果的なことを解説します
ほうれい線の原因は、肌のハリを維持するため表情筋の衰えやコラーゲンの減少といった、年齢的なものだけではありません。肌の活性化に必要な睡眠が不足していたり、食生活が乱れていたりなど、生活習慣が大きく関わっています。
基本的なスキンケアとしっかりとした睡眠、食生活を見直すだけで、効果的なほうれい線予防につながります。
食生活は、コラーゲンを含むタンパク質ほか、ビタミンCやビタミンA、ビタミンEを摂取するために、積極的に野菜を食べることを意識しましょう。とくにビタミンCは、抗酸化作用ほか、真皮層のコラーゲンを生成するために必要な栄養素です。
☆ほうれい線の予防・改善におすすめの野菜3種
ほうれい線予防や改善に効果的な栄養素から、おすすめの野菜を3つ紹介します。保湿ケアや十分な睡眠と合わせて、毎日の食事に積極的に取り入れましょう。
1. ブロッコリースプラウト(スルフォラファン・β-カロテン)
ブロッコリースプラウトには、抗酸化作用・解毒作用があるスルフォラファンという成分が含まれています。スルフォラファンは、タンパク質が糖化反応して老化する「AGE」を抑える「抗糖化」作用があるといわれています。AGEはシワやたるみの原因となるため、ブロッコリースプラウトを積極的に摂取することで、ほうれい線の予防につながります。
2. トマト(β-カロテン・リコピン)
トマトに含まれるβ-カロテン(ビタミンA)は、代謝を促し肌のハリを保つ役割を持っています。また、リコピンには強い抗酸化作用があり、真皮層のコラーゲンを破壊して肌のたるみやしわを促す活性酸素を抑制します。
トマトは生で食べるよりも、ミキサーでトマトジュースにするのがおすすめです。リコピンの吸収率がアップします。
3. アボカド(ビタミンE・タンパク質)
森のバターといわれているアボカドには、油分の少ない良質なタンパク質が豊富に含まれています。また、高い抗酸化作用を持つビタミンEやビタミンCも豊富なため、肌の健康を助け、ほうれい線などの老化を防ぎます。
4. にんじん(β-カロテン)
食卓に出てくる機会が多いにんじんには、肌の新陳代謝を促進する効果があるβ-カロテンが豊富です。体内でビタミンAに変換され、しわやたるみといった肌の老化を防ぎ、若々しく健康な状態を維持します。
☆ほうれい線予防・改善におすすめの野菜を食べるときの2つのポイント
上記で紹介したおすすめの野菜を食べる際には、次の2つのポイントを実践してみましょう。
1. 必ず「ベジタブルファースト」で食べる
食事をする際、かならず野菜から食べるベジタブルファーストを実践しましょう。野菜に含まれている食物繊維によって、野菜のあとに食べる白飯や麺類、パンといった炭水化物に多く含まれる糖の吸収を遅くします。
血糖値の急激な上昇を抑え、肥満予防を助けることから、ダイエットでは基本の食べ方となっているベジタブルファーストですが、実はAGEの産生を抑える効果もあります。
肌のしわやたるみ、ほうれい線予防としても有効な食べ方です。
2. 野菜を組み合わせて効率的に栄養素を摂取する
トマトとアボカドを一緒に食べる、トマトベースのスープににんじんや他の野菜をたっぷり入れるなど、栄養素の高い野菜を上手く組み合わせ、ほうれい線予防・改善に有効な栄養素を効率的に摂取しましょう。
エネルギー代謝の促進を助けるビタミンB1がたっぷり含まれた魚類や穀類などと、合わせて食べるのもおすすめです。
☆ビタミン豊富な野菜をたくさん食べてほうれい線の目立たないハリ肌を目指そう
ほうれい線は年齢的な肌の衰えだけでなく、毎日の生活習慣が大きく影響しています。とくに食生活は、野菜を通してビタミンCやビタミンA、ビタミンEなど、抗酸化作用の高い栄養素を積極的に摂取しましょう。
食事の際は野菜から先に食べる「ベジタブルファースト」を意識しましょう。糖の吸収を遅らせることができるため、血糖値の急激な上昇や糖化によるタンパク質の老化を抑えます。
ほうれい線の予防・改善には、スルフォラファンがAGE予防に効果的なブロッコリースプラウト、強い抗酸化作用があるリコピン豊富なトマト、タンパク質やビタミンE豊富なアボカド、β-カロテンが含まれたにんじんなどがおすすめです。
野菜を積極的に取り入れ、健康な肌を維持することがポイントです。