肌荒れ対策におすすめの野菜や効果的な食べ方を詳しく紹介

2021.12.02

☆肌荒れ対策におすすめの野菜や効果的な食べ方を詳しく紹介

ニキビや吹き出物、赤みなどの肌荒れに悩まされている方は、食生活が乱れている可能性があります。

外側からケアしても、根本的な原因が解消されないと肌荒れを繰り返すおそれがありますので、毎日の食事で必要な栄養素をしっかり摂取しましょう。

今回は、肌荒れ対策に役立つ野菜や栄養素、食事のポイントなどをわかりやすくまとめました。

肌荒れ対策に役立つ栄養素は複数ありますので、いくつかの野菜を組み合わせて摂取するのが理想です。

ここでは、肌荒れ対策に効果的な栄養素と、それを含む代表的な野菜をご紹介します。

ビタミンB2やB6には、皮脂のバランスを整えたり、肌のターンオーバーを正常に戻したりするはたらきがあります。

特にビタミンB2は、皮膚や粘膜の健康を保持する作用もあり、肌荒れに負けない強い皮膚を作り出すことができます。

ビタミンB2はモロヘイヤやしそ、よもぎ、ほうれん草などの葉野菜に。ビタミンB6はさつまいもやピーマン、かぼちゃ、じゃがいもなどにそれぞれ含まれています。

ビタミンCは、肌老化や乾燥のもとになる活性酸素を除去する抗酸化作用に長けています。

また、肌のうるおいやハリを保つために必要なコラーゲンの合成にも欠かせない栄養素ですので、乾燥から来る肌荒れに悩まされている方は積極的に摂取したいところです。

ビタミンCはパプリカやブロッコリー、芽キャベツ、ピーマン、ゴーヤなどに多く含まれています。

体内でビタミンAに変換されるβカロテンには、ビタミンB2同様、皮膚や粘膜を健やかに保つはたらきがあります。

また、ビタミンAには紫外線ダメージに対抗する抗酸化作用があり、乾燥やシミ、くすみ予防にも役立ちます。

βカロテンはにんじんやかぼちゃ、ほうれん草などの緑黄色野菜に豊富に含まれています。

「便秘はお肌の天敵」とよく言われる通り、腸内環境が悪化していると、ニキビや吹き出物ができやすい体質になります。

食物繊維をたっぷり含む野菜を摂取すれば、お通じが改善され、悪玉菌優位の腸内バランスを整えることができます。

食物繊維は大根やゴボウ、さつまいもなどの根菜類や、モロヘイヤ、ブロッコリーなどに含まれています。

肌荒れの原因は複数ありますが、中でも大きな影響を及ぼすのが、紫外線ダメージと生活習慣の乱れです。

人の肌にはもともと、外的刺激から皮膚を守るバリア機能が備わっていますが、加齢によって機能が低下すると紫外線などのダメージが蓄積しやすくなります。

紫外線を大量に浴びると活性酸素が発生し、しわやシミ、くすみ、肌の炎症などを引き起こす原因となるのです。

また、睡眠不足や食生活の乱れ、日々のストレスなども肌荒れを増加させる要因になります。たとえば脂っこいものや甘いもの、ジャンクフードなどを大量に食べていると、皮脂が過剰分泌されてニキビや吹き出物ができやすくなってしまいます。

さらに、睡眠不足やストレスが重なると、肌細胞の生まれ変わりや修復が滞り、肌荒れが長引く可能性があります。

これらの原因が複数重なると、肌荒れが治る→再発するという悪循環を繰り返しやすくなりますので、「肌荒れがなかなか治らない」「治っても繰り返す」といった悩みを抱えている方は、ライフスタイルから見直してみましょう。

肌荒れ対策のために食生活を見直す際、押さえておきたいポイントを2つご紹介します。

暑い夏場は、冷たい食べ物や飲み物を摂りすぎてしまいがちですが、冷たいものばかり飲み食いすると、内臓が冷えて栄養の吸収率や代謝率が低下してしまいます。

また、体が冷えると血液の流れが滞り、健康な肌づくりに必要な栄養が全身に行き渡りにくくなります。冷たい食べ物、飲み物を摂取するときは、温かいスープや、体を温める根菜類などを一緒に食べて体を冷やさないようにしましょう。

ビタミンB群やCは熱に弱く、加熱調理するとせっかくの栄養素が失われてしまう可能性があります。ビタミンB群やCを含む野菜は焼いたり炒めたりせず、生野菜サラダとして食べるのがおすすめです。

ただし、これらのビタミンは水に溶ける水溶性ビタミンですので、煮込んだ汁ごとまとめて食べられるスープや味噌汁なら、加熱調理してもしっかりビタミンを摂取することができます。

【まとめ】

年齢を重ねると、肌のうるおいやバリア機能が徐々に失われ、紫外線や乾燥などのダメージを受けやすくなります。

放っておくと肌荒れを繰り返す原因となりますので、抗酸化作用のあるビタミンや、腸内環境を整える食物繊維などを含む野菜を摂取して、トラブルに負けない強い肌づくりを目指しましょう。