新鮮な野菜、果物はおいしくない？

 

 

野菜が高いですね。。。

コロナ禍が続き、酷暑が続き、大雨が続き、、、そして季節外れの低温が。。。

半年くらいは野菜が高い予測をしている関係者もいるくらいです。。。

 

 

さてさて、

スーパーや八百屋さんに行くとよくPOPで見かけたり、店員さんが言う魔法の言葉

 

「新鮮だよ！採れたてで美味しいよ！」

「市場直送」

「産地直送」

「農家直送」

 

って、よく聞かれませんでしょうか？

 

①「今日は新鮮なほうれん草が入荷しています！」

②「市場から直送の新鮮トマト！」

③「掘りたての新鮮なじゃがいもです！」

④「農家さんから産地直送の新鮮な野菜、果物のコーナーです」

 

新鮮って聞くと人によっては様々なとらえ方があるかとは思いますが、

 

新鮮＝美味しそうだ

ではないでしょうか？

 

私も野菜、果物が大好きなのでおいしい野菜、果物が食べたいのでこの魔法の言葉
「新鮮ですよ！」には敏感に反応してしまいます。

 

しかし、新鮮だからおいしくない野菜も実はあるんです。

 

さて、ここで問題です！

 

先ほど説明しましたよくスーパーのPOPで見かける①～④の言葉ですが、

この中の1つは確実に美味しくない野菜なのです。

 

どれか分かりますでしょうか？

 

 

 

収穫してから半年後からおいしくなる野菜

 

 

 

正解は、③「掘りたての新鮮なじゃがいもです！」

 

 

えーっ！！！

っと思われた方もいらっしゃるかと思いますが、

基本的にはじゃがいも、さつまいも、かぼちゃは採れたての新鮮なものが一番おいしくないんです。

（もちろん個人の味覚によってそうではない方もいらっしゃいます・・・）

 

 

じゃがいも、さつまいも、かぼちゃはデンプンがたくさん含まれている野菜で、

でんぷんは炭水化物の一種になります。

 

100gあたりに含まれる炭水化物の多い野菜BEST３は下記です。

 

1．さつまいも　31.5g

2．ゆりね　28.3g

3．やまといも27.1g

 

そして第9位にかぼちゃ（20.6g）、第13位にじゃがいも（17.6g）と続きます。

じゃがいもをある一定の温度、湿度で貯蔵するとこの炭水化物が「糖化」という現象がおきます。

糖化により「糖（甘い）」が増えるのでじゃがいもの甘みが増すということになります。
例えば、収穫してからジャガイモを1か月間貯蔵すると甘みが2倍になるともいわれています。

 

ほうれん草やレタスなどは収穫してすぐに食べると、
「ずみずしいフレッシュなおいしさ」を味わうことができます

 

じゃがいもは収穫してすぐに食べると、
「ホクホクとした食感と食欲をそそる素晴らしい香り」のおいしさを楽しめますが、

本来のじゃがいもの甘さをもっと楽しむ為には、

収穫後に一定の温度、一定の湿度で熟成保存することでもっともっとじゃがいもは美味しくなるのです。

ただ、じゃがいもの熟成の技術はとっても難しく

時には数トン単位でじゃがいもが腐ってしまい捨ててします事もある程です。。。。

 

 

 

収穫してから数か月、数年熟成する事でデンプンが糖化して甘みが数倍になった「熟成じゃがいも」のおいしさは格別なものがあります。

 

これ、ほんとにじゃがいも！！！？？？

っとびっくりするくらいの甘さのじゃがいもを食べたことがありますでしょうか？？

 

当店で販売しています、【越冬1年熟成インカのめざめ】はレンジで加熱するだけで栗やサツマイモ以上の甘さを楽しむことができます！

とっても甘いので、岩塩やチーズ、バターなどと一緒に食べるととってもよく合います♪

 

 

収穫したてが一番美味しい野菜の代表はとうもろこしや豆類です。

これらの野菜は収穫後に糖度が日ごとに落ちていってしまいます。

 

 

収穫したてが美味しい野菜、

数か月、数年後に最も美味しくなる野菜。

 

野菜の世界は奥が深いですね。。

 

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