インフルエンザ予防に毎日食べたい野菜と正しい食事法
☆インフルエンザ予防におすすめの野菜
インフルエンザを予防するためには、日頃から以下の野菜を意識して食べましょう。
1. にんじん
緑黄色野菜全般はインフルエンザ予防によいといわれています。なかでも、体内でビタミンAとなるβカロテンを豊富に含んでいるにんじんがおすすめです。
ビタミンAは鼻やのどの粘膜を強化する効果があり、ウイルスの侵入を防ぐことができます。また、免疫機能をアップする効果もあるので、強い身体作りに最適です。
にんじんを食べるときは、βカロテンが豊富に含まれている皮を食べるとよいでしょう。抵抗がある人は、できるだけ皮を薄く剥いて食べることをおすすめします。
2. ブロッコリー
緑黄色野菜であるブロッコリーは、βカロテンだけではなく、ビタミンCも豊富に含んでいます。
ビタミンCには、インフルエンザウイルスの増殖を抑制するインターフェロンの生成を促す効果があることがわかっています。ビタミンCを摂取しておくことで、万が一インフルエンザウイルスが体内に入っても、症状が出るのを防ぐことができる可能性があるのです。
また、ビタミンCには、免疫力を下げてしまう活性酸素の働きを抑制する抗酸化効果もあります。
3. かぼちゃ
同じく緑黄色野菜であるかぼちゃは、βカロテン以外にビタミンEを含んでいます。
ビタミンEは血行を改善する効果がある栄養です。血行が悪いと鼻やのどの粘膜が正常に働かなくなるため、ビタミンEを含むかぼちゃを食べて粘膜を強化しましょう。
4. キノコ類
キノコ類には、免疫力を高める効果のあるビタミンDが豊富に含まれています。インフルエンザはもちろんですが、コロナも含めた感染症は免疫力を高めておくことが大切です。日頃から積極的にキノコを食べて、免疫力を高めましょう。
☆インフルエンザ予防のための正しい食事法
インフルエンザ予防のためには、正しい食事方法を心がけることも大切です。
野菜には活性酸素の働きを防いで免疫力をアップさせる効果がありますが、病気になりづらい身体を作るにはタンパク質が欠かせません。肉や魚、大豆など良質なタンパク質の摂取を心がけてください。
2種類以上のタンパク質を組み合わせ、一日に必要な量のタンパク質をしっかり摂りましょう。
なお、調理には、健康によいといわれるオリーブオイル、アボカドオイル、アマニ油、えごま油などを使うのがおすすめです。
タンパク質以外のビタミンやミネラル、その他の栄養をバランスよく摂ることも大切です。
1日に必要な栄養素は性別や体重、運動量によって異なります。ご自身やご家族の方達にどれくらいの栄養が必要なのかを考え、バランスのよい食事を心がけましょう。また規則正しい生活を行い、食事も1日3回規則正しく食べることが大切です。
☆免疫力を下げる間違った食事法
免疫力を下げる間違った食事法は何といってもバランスの悪い食事です。その代表としてあげられるのが、ファストフードやインスタント食品のみで偏ってしまった食生活でしょう。
忙しい方のなかには、手軽なファストフードやインスタント食品だけで食事を済ませる方もいます。足りない栄養をサプリメントで補う方も多いですが、免疫力を上げるためには食事でできるだけ栄養を摂り、足りなければサプリメントで補うという食生活がベストです。
ファストフードやインスタント食品だけの食事生活を送っていると、知らないうちに栄養のバランスが偏り、免疫力が下がってしまう可能性があります。
また、胃腸に負担をかけるような暴飲暴食もおすすめできません。お酒も適度ならOKですが、酔い潰れてしまうような飲み方は免疫力低下につながるため、注意してください。
【まとめ】
☆野菜を取り入れたバランスのいい食事でインフルエンザを予防しよう
今回紹介した野菜は抗酸化作用があり、免疫力を高めることができるので、インフルエンザをはじめとした感染症や風邪予防にも効果が期待できます。
とはいえ、インフルエンザなどの病気を予防するには、野菜だけ摂取すればよい訳ではありません。
全体的な食事の栄養バランスを意識して、日頃から免疫力を高めていきましょう。