野菜を食べて体臭予防!おすすめの食材4種を厳選紹介
☆野菜を食べて体臭予防!おすすめの食材4種を厳選紹介
エチケットの一環として体臭を気にする人は少なくありません。デオトラント剤などを使用している人もいるかもしれませんが、こういった対処法は一時的な効果しかなく、体臭を根本から改善することはできません。
体臭を原因からしっかりと改善したいなら、野菜の摂取がおすすめです。体臭を抑える作用を持つ野菜は数多く存在しており、野菜中心の食事を取ることで、気になる体臭を改善することが可能です。今回は、そんな体臭予防におすすめの食材を厳選して紹介します。
☆野菜が体臭予防につながる理由
まずは、野菜が体臭予防につながる理由について紹介します。
体臭は「体内」「皮膚表面」「腸内」それぞれに由来して生じるものですが、そのすべてに関係するのが私たちの食事です。私達の体は食べたものをもとに細胞の生成や代謝などを行っているため、食事内容が体臭に影響を与えることはイメージしやすいでしょう。
たとえば動物性の脂質やタンパク質は、消化するときにアンモニアや硫化水素など、強いニオイの物質を発します。このニオイが血液に乗って体をめぐり、汗や呼気などから出ることで、体臭となるのです。
ただし体臭を防ぎたいと思っても、動物性の脂質やタンパク質の摂取をやめることは難しいものです。そこで「酸性である脂質」を中和する作用や、脂質が「ニオイが強い過酸化脂質」になることを防ぐ作用がある野菜を一緒に摂取することで、体臭対策することがおすすめなのです。また、野菜の食物繊維には腸内の善玉菌を増やし、有害なニオイの発生を防ぐ効果も期待できます。
☆体臭予防におすすめの野菜4選
それでは、一体どのような野菜を食べれば体臭の対策ができるのでしょうか。ここからは、体臭予防におすすめの野菜を具体的に見ていきましょう。
1.ほうれん草や小松菜などの緑黄色野菜
タンパク質や脂質が酸化して強い体臭になることを防いでくれるのが、緑黄色野菜です。ほうれん草や小松菜などに多く含まれるビタミンEは抗酸化力が非常に強く、消化の際に発生する体臭のもととなるニオイをブロックしてくれます。
また、緑黄色野菜に含まれるアントシアニンやポリフェノール、カロテノイドも抗酸化用を持っており、体臭対策に効果的です。
2.生姜
生姜に熱を加えると発生する「ショウガオール」という成分には、消臭効果や殺菌効果があります。口の雑菌を抑えて口臭を予防する効果があることに加え、腸内環境を改善することで悪玉菌を減らして、ニオイの強いガスの発生を防ぎます。
生姜は口臭対策と腸内環境の改善と、2つの効果を発揮してくれる優秀な野菜です。
3.ごぼうやキャベツ、玉ねぎなど食物繊維が多い野菜
食物繊維は腸内の善玉菌のエサとなるため、悪玉菌の増殖によるニオイの発生を防げます。整腸作用があるので、体臭だけではなく便秘の予防にも役立ってくれるでしょう。
また、ごぼうに含まれるポリフェノールは、ニオイを抑える作用があります。ポリフェノールは皮の部分に多く含まれるため、食べるときは皮ごと調理することをおすすめします。
4.たくあんなどの漬物にした野菜
たくあんや浅漬などの漬物には、植物性の乳酸菌が含まれています。植物性の乳酸菌は動物性の乳酸菌よりも腸内に届きやすく、高い整腸作用を発揮することで悪臭の発生を防いでくれます。
野菜ではありませんが、同じ漬物つながりでいうと梅干しも体臭には効果的です。ニオイのもとになる乳酸などの酸性物質を中和し、体を弱アルカリ性に保って体臭が発生しにくい体質にしてくれます。
☆体臭予防をするための食事のポイント
野菜を積極的に摂取する以外にも、体臭を予防するための食事のポイントはあります。ここからは、毎日の食事で意識したいポイントを4つ紹介します。
2.アルカリ性の食事を心がける
体内が酸性に傾くと、ダイエット臭と呼ばれる「ケトン体」や加齢臭のもとになる「乳酸」が生じやすくなります。また、動物性脂質やタンパク質を消化するときに、酸性のニオイ物質が発生してしまうことは先述したとおりです。こういったニオイを中和・抑制してくれるのが、アルカリ性の食事なのです。
アルカリ性の食材としては、わかめやめかぶなどの海藻、梅干しや緑黄色野菜、大豆製品などが挙げられます。肉や魚、たまごなどは酸性食材なので、食べるときはできるだけアルカリ性の食材と一緒に食べるようにしましょう。
3.腸内環境を整える食材を食べる
腸内で食物を消化するときに発生した物質は、血流に乗って体中を巡ります。腸で発生したガスが肺に送られれば口臭になりますし、皮膚に送られれば汗のニオイとなります。このように、腸内環境や腸で発生する物質は体臭に直結すると考えられるのです。
腸内環境を改善する食材を摂取すれば、ニオイの強い物質の発生を抑えられて体臭を予防できます。先述した食物繊維の多い野菜はもちろんのこと、ヨーグルトや納豆など善玉菌が含まれる食材も積極的に食べるようにしましょう。
4.体臭の原因になる食材を避ける
食材のなかには、体臭の原因となるものもあります。以下の食材は体臭を強くしてしまうため、できるだけ避けるようにしましょう。
- にんにく
- 肉類
- 牛乳やチーズなどの動物性脂肪
- 脂質が多いジャンクフード
- 添加物の多い外食や加工食品
- 資質や糖質の多いスイーツ
- 辛い食べ物
- アルコール
【まとめ】
☆野菜を食べれば体臭をもとから予防できる!
私たち人間は、毎日食べたものによって体が構成されているため、食事の内容に体臭が影響されてしまいます。腸で消化するときに発生する成分は体を巡って体臭となるので、体臭対策をしたいのであれば食べ物に気をつけることが大切です。
とくに野菜は、腸内環境を整えたりニオイの原因となる酸性物質を中和してくれる、積極的に摂取しておきたい食材です。ぜひ今回紹介した野菜を中心に、体臭予防をするための食事のポイントを実践してみてください。